或阿呆のブログ

Pythonを好んで使っているプログラマです。Ruby,Perl,PowerShell,VBAなどでもたまに書いています。最近はスロット放浪記やってます。。

侏儒(しゅじゅ)の言葉

侏儒の言葉・西方の人 (新潮文庫)

侏儒の言葉・西方の人 (新潮文庫)

 「侏儒(しゅじゅ)の言葉」の序

侏儒の言葉」は必(かならず)しもわたしの思想を伝えるものではない。唯わたしの思想の変化を時々窺(うかが)わせるのに過ぎぬものである。一本の草よりも一すじの蔓草(つるくさ)、――しかもその蔓草は幾すじも蔓を伸ばしているかも知れない。

芥川の作品の中でもお気に入りの一つ。序にも書いてあるように、思想を書く居ているものではなく、一つ一つの事象に考察を加えたような形になっている。そして、その蔓草が、蔓を伸ばしているかもしれないと書いてある。読んで見るに、その蔓は、同じ蔓草から伸びていることがわかり、いくつも絡み合うように見える。その絡み合いが面白い。