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或阿呆のブログ

Pythonを好んで使っているプログラマです。Ruby,Perl,PowerShell,VBAなどでもたまに書いています。おバカなことが大好きです。

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)のレビューのレビュー #Amazon

Amazon

バカ売れしているのでちょっと気になった。

面白いレビューがあったのでご紹介します。

実は世界を席巻していた時代の日本企業と似ている点が多い

具体的には、本書を読む中で、グーグルと高度経済成長時代に世界を席巻していた日本企業との間にいくつか共通点があることにも気付きました。例えばグーグルは顧客第一主義で、顧客に最高の製品・サービスを提供すれば、あとは(業績など)全部ついてくる、という信念。これなど典型的な日本の製造業の考えですよね。上場したのも、株主指向の経営をしようという意味では全くなく、従業員にグーグルの信念や価値観を明文化して広めるよいチャンスだと捉えたため、というような点です。
 日本企業(特に成熟した大企業)の経営幹部は、グーグルと聞くと、変化の激しいIT業界にいて、大学みたいな会社でうちとは全然違うのだから何も学ぶものはない、と思う人もいるかと思いますが、日本企業が忘れかけている大事な信念を持ち続けている会社と思って見る必要があると思います。

これって主観じゃないだろうか。自分がそう思いたいからそうゆう印象を受けていると見受けられた。

どこの企業も建前上は顧客第一主義だと思う。また、どこの企業も最終目的は良いモノであったり、良いサービスを提供すること。

さて、グーグルの言う顧客第一主義と、日本の製造業の顧客第一主義と果たして同じ性質のものだろうか?疑問に思う。

日本の製造業は、高度経済成長期に限らず、今もなお世界最高水準です。不景気だって、トヨタの車はバカみたいに売れているじゃないですか?むしろ、日本の製造業は、不景気のときにこそ強い。オイルショックという逆境下だって、失われた20年の間だって、良いものを作り続けて来た。よって、このレビューが言っているような、高度成長期に日本の製造業が強かったような言い方は違うのではないかと思う。

日本の製造業は世界最高水準なのに対して、なぜ日本のIT業は世界最高水準じゃないのか?それこそが、当書籍から学ぶところではないだろうか?

日本の製造業の代表的な概念は、muda(無駄)とかカイゼン(改善)だと思う。それこそ刃物を研ぐように、絶妙なバランスの上で、徐々に徐々にモノを完成させて行く。これって、顧客第一主義と言うのだろうか?違うと思う。モノが第一。良いモノを作れば、自然と顧客は付いてくる、そういう発想に見える。

それに対して、IT業ってどうだろうか?*1ITってのは、思いっきりが大事。mudaとかカイゼンとかじゃない。inovation(革命)がどうのこうのという業界だ。徐々に徐々になんていうやり方はしない。既存のものが良くても、それをぶっ壊してでも良いものを作る。もっとも、人がそれを求めるのならばだが。グーグルの言うところの顧客第一主義っていうのは、そういうところがあると思う。google analyticsを使って見ればわかる。いきなりUIをガラリと変えられてめちゃくちゃ困ったことがある。こんなのカイゼンじゃないよ。破壊だよ。やり方がとにかくイノベーティブ。が、確かに、良い機能を次々と導入してくる。*2

グーグルと日本の製造業に類似点なんて見つからんよ。経営も、マネジメントも、方法論も、違うところだらけ。

*1:そもそもITなんて括りは乱暴だとも思う。

*2:中には悪い機能もあるが